お師匠のお店で販売されている蓮水晶。
小ぶりな球なのですが、お師匠のご祈祷が施されていることもあり、私はこれまで家族や友人へ何度となくプレゼントしてきました。
先日も、ある悩みを抱えている方にお渡ししたところです。
その方は家族の問題で長く心を痛めていました。
どうしても関わりたくない相手がいる。
けれど、同じ地域にいるため完全に縁を切ることもできない。
そんな状況でした。
人とのご縁というのは不思議なもので、強く離れたいと思うほど相手のことが気になってしまうことがあります。
怒りだったり、悲しみだったり。
感情が動いているうちは、たとえ会わなくても心の中では繋がったままなのかもしれません。
そこで、その方には蓮水晶を玄関に置いていただくことにしました。
「自然な形でご縁が遠のいていくといいですね」
そんな話をしながら。
すると、それ以来その方が訪ねてくることがなくなったそうです。
さらに後日、その方は近所にあった職場を離れることになったとのこと。
結果として、顔を合わせる機会も減り、相手の情報が耳に入ってくることも少なくなりました。
もちろん、これが蓮水晶のおかげだと断言することはできません。
たまたまタイミングが重なっただけかもしれません。
けれど、私はこういう出来事に触れるたびに、ご縁には自然な流れというものがあるのだと感じます。
人は何とかしようと思うほど力が入ります。
相手を変えようとしたり、縁を切ろうとしたり。
けれど実際には、自分が動かなくても環境の変化によって距離が生まれることもあります。
そして物理的な距離ができると、不思議と心の距離も少しずつ離れていくものです。
最初は強かった怒りやわだかまりも、時間とともに薄れていく。
それが時間の持つ力なのだと思います。
占いをしていても感じるのですが、人生には「頑張る時期」と「流れを見守る時期」があります。
何かを無理に動かそうとするよりも、今は流れに任せたほうが良いときもある。
今回の出来事は、そんなことを改めて考えさせてくれました。
ご縁は無理に切るものではなく、役目を終えたときに自然と形を変えていくものなのかもしれませんね。

