占い師という仕事柄、住まいや環境の変化には少し敏感です。
迷いながらも流れに身を任せ、ようやくご縁のあったマンションを購入しました。
リノベーションもいよいよ終盤。
ここからは、完成までのあれこれと、実際に暮らし始めるまでの記録を綴っていきます。
理想と現実の間で迷いながらつくってきた家が、どんな暮らしにつながっていくのか。
その先まで、残していこうと思います。
後悔ポイント
今回、テレビは壁掛けにしてもらいました。

これは本当に気に入っています。とてもスッキリする。
わが家のは「スッキリ感」を大事に作っていったので、心の底から
壁掛けにしてよかった!
と思っています。
……ただし。
ひとつ、大きな問題がありました。
わが家のテレビは、壁に掛けた状態で見ると、コード類が左側にあります。ところが、壁に開けてもらった配線用の穴は右側。つまり、テレビの裏でコードをかなり横断させる必要があるのです。
テレビの説明書も設計士さんに確認していただいていました。それなのに、施主検査でも引き渡しでも気づけなかった。これは、こちらの確認不足でもあります。実際にテレビを設置できるか、取扱説明書を見ながら一度シミュレーションしておけばよかった。
悔しい!
でも、このまま何も言わずに終わるのも嫌だったので、メールだけしてみました。すると、「長いコードを購入してください」とのこと。
……まじか。
これっきゃないのか。
もう少しどうにかならなかったのかな、という気持ちは残っています。
そして、もうひとつ。
テレビのサイズと、壁に開けた窓の位置の相性も、微妙でした。窓の下部分が、テレビの下から見えてしまうんです。せっかく「テレビを壁掛けにしてスッキリさせたい」と思っていたのに、どうにもスッキリしない。
これも、かなり悔しいところでした。
建具も、ちょっと気になる
さらに、建具の調子もあまりよくありません。
扉そのものは問題なく開閉できます。ただ、扉を開けっぱなしにしておきたいときにロックされる部分が、スムーズに解除できない。地味なんです。地味なんだけど、毎日使うところなので、こういうところが結構ストレスになる。
じつはリノベーション中に、建具が取り付けられないという記載が壁紙の裏にあったのを見つけていました。多少は調整していただいたんだろうなとは思います。だって建具はちゃんと取り付けられているのですから。「これ以上は難しいのかな」と、なんとなく察してしまった。
だから、ここも施主検査ではスルーしました。
……もう、時間がなかったんです。
だって、引っ越したかったんだもの。
フロアタイルも、住んでから気になってきた
もうひとつ、住み始めてからじわじわ気になってきたのが、フロアタイルの端の処理。
ほんの1cmだけ新たなタイルを貼るようになってしまうからという理由で、扉の開閉部分だけ、60cm角のタイルを4分割するような配置になっています。見た目を考えてのことなのは理解しています。

でも……。
これ、すっごく気になる。
別に端っこにタイルが来てもよかったんじゃないかな。
なんだかそこだけ変に目立っている気がする。
施主検査のときは「まあ、いいか」とスルーしたのですが、実際に暮らし始めると、こういう小さな違和感がじわじわ積み重なってくるんですよね。だったら設計士判断にせず、まずは施主に確認して欲しかった。
でも、予算内に収まったことは大きい
一方で、これは本当に安心しています。
この頃は値上げラッシュ。
さらに世界情勢も不安定で、部分リノベーションとはいえ、最終的にどこまで費用が膨らむのか、ずっと心配していました。
私はどうしても予算内に収めたかった。
なぜなら、リノベーションだけでは終わらないからです。
引っ越し費用も必要
退去費用もある
家具家電代も必要
さらには生活用品……。
住宅ローン以外にも、まとまったお金がどんどん出ていきます。わが家は、そのあたりの費用も考えて、頭金なしで物件を購入しています。しかも、本格的な打ち合わせが始まる前の家族内での想定より、すでに200万円ほど上乗せされた状態。だからこそ、これ以上はできるだけ増やしたくなかった。
あれこれ削って、安いものを選んで。それでも不思議と、最終的には予算に近いところに着地しました。だから、細かい後悔はあるけれど、「予算内で、ここまで自分たちの家にできた」ということについては、やっぱり満足しています。
それにしても、あっけない
物件を購入するときもそうでした。
売買契約は、あっさり。
そして今回の引き渡しも、
「じゃあ、こちらにサインしてください」
という感じで、終わりました。
……え?
これで終わり?
そんな感じ。
住宅購入って、私の中ではもっと大きなセレモニー感があるものだと思っていました。
一生に一度の買い物。
人生で一番大きな買い物かもしれない。
なのに、なんだか、
「はい、これでおしまいですね」
と、ぬるっと終わってしまった。
おめでとうございます、の一言くらいあってもいいのに。……と思ってしまうのは、私だけでしょうか。もちろん、住宅を買うことも、リノベーションすることも、最終的には自己満足の世界です。
でも。
祝福されたかったんです。
「よくやったね」
「すごいね」
「ついに完成したね」
って、盛大に言ってほしかった。
つまらない願いかもしれないけれど。
私は、そういう「節目」を大事にしたい人間なのだと思います。
今回の家づくりは、なんだかずっと、
ぬるっと始まって、
ふわふわ進んで、
そして、ふわっと着地した。
そんな感じでした。
物件探しも、購入も、リノベーションも。
一つひとつは大きな出来事なのに、節目を「節目」として区切らないまま、次へ次へと進んでいく。
だからこそ、自分自身で、
「ここまで、よくやった」
と区切りをつけないといけないのかもしれません。
……というわけで。
無事、家は完成しました。
そして、ようやく引っ越しです。


