滝修行の旅2026③いよいよ滝の中へ

開運
開運

心を整え、深呼吸。

いよいよ滝へ向かいます。

見上げると、空はどこまでも青く澄み渡っていました。

夏らしい力強い青空。

その景色を見ているだけで、不思議と気持ちが引き締まります。

「さあ、行っておいで」

そんなふうに背中を押してもらっているような気がして、自然と胸が高鳴りました。

滝修行は、ただ水に打たれる体験ではありません。

導師の読経とご祈祷のもと、厳かな空気の中で始まる修行です。

滝の上から落石などの危険がないよう祈っていただき、心身を整えてから滝へ向かいます。

読経が響く静かな山の中。

その場にいる全員の祈りが重なり合う時間は、何度経験しても身の引き締まる思いがします。

滝へ入る前には、お作法があります。

昨年教わった所作も、一年経つと意外と忘れてしまうもの。

今年は出発前から何度も頭の中で流れを確認していたので、落ち着いて行うことができました。

そして、いよいよ滝の中へ。

一歩足を踏み入れた瞬間、

冷たい!

という言葉しか出てきません。

真夏とは思えない冷たさ。

頭上から容赦なく落ちてくる水。

肩や背中に響く強い水圧。

全身で自然の力を受け止めている。

そんな感覚でした。

それでも不思議なことに、読経を続けているうちに、冷たさばかりを意識していた心が少しずつ変わっていきます。

気づけば寒さを忘れ、心が静かになっていました。

言葉ではうまく表せませんが、私には、すべてが洗い流されていくような、とても清々しい感覚がありました。

滝から上がる頃には、不思議なくらい晴れやかな気持ちになっていました。

そして毎年思うことがあります。

また入りたい

滝に入る前は緊張しているのに、終わると来年のことを考えている。

この感覚が本当に不思議です。

滝修行では、体幹の強さも試されます。

強い水圧に耐え、足元の流れに踏ん張りながら、自分の姿勢を保ち続ける。

その姿は、人生にもどこか重なるように感じました。

思いどおりにならない出来事や、心が揺れる瞬間があっても、自分の軸を失わないこと。

滝は、その大切さを全身で教えてくれます。

頭上から降り注ぐ水。

足元を流れる水。

吹き抜ける風。

自然の厳しさと優しさを一度に感じながら、自分自身と向き合えた時間でした。

今年も無事に滝行を終えられたことに、心から感謝しています。

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