なりきる時代のメモリー

ひとりの時間
ひとりの時間

服装はスタイル。

そんな風に言い表すこともありますよね。

過去に自分のスタイルはこれだとガチガチに決めていた時代があります。

ガッツリと働かざるを得ない状況。

毎日夜中まで働いていたときににいちいち服にかまっていられないと諦めたときがあります。

毎日同じパンツスーツで過ごしていました。

制服のようなものだったのだと思います。

洗濯をしなくて済むように5セット買いましたから。

なぜパンツスーツだったか。

それもシンプルと言えば聞こえはいいけれどまったく女性性をなくしたものを選んだのは。

強く見えるように。

媚びて見えないように。

一人で立っているようにしないといけないと思っていたんだと思います。

ここには誰もどこにも味方はいない。

女は弱い。

女なんてこの部署にはいらない。

そんな風に思われてはいけないし、何がなんでもしがみついて目標達成しなければならないものだと思いこんでいたのです。

そんな風に意識していたものの、心の奥底というかプライベートでは姫全開だったので察しがいい人は内心無理しているなーと感じたかもしれません。

でも、同じ会社で見破られたことはなく。

見破ってきたのは外部の人でした。

それもおもしろい経験でしたけれど。

社内での擬態は完璧でしたがやはりくたびれました。

自分を偽るのは本当に疲れるのだと心底実感。

このときから無理やりスイッチを入れるようにしなければならない仕事を続けていくことに疑問を持ち始めた気がします。

大きな仕事をすることが私の生き甲斐なのか。

これは本当に私が求められている仕事なのか。

この会社で勝ち続けていくことに意味はあるのか。

根無草のように生きたいとは思っていませんでしたが、自分の土壌はこの場所ではないなということを薄々感じてきたのです。

インスピレーションがあったのですね。

私の場所ではないと。

でも。

この頃からみやまの豪運はわりと有名でした。

私がその部署に留まっている間は数字は上がるか上昇傾向の横ばい。

私が部署を離れるとその部署の数字が傾いたり厄介なトラブルがポコポコ出てきたりしていました。

あのタイミングで抜けてラッキーだったねとよく言われたものです。

さすがに私の豪運のおかげですねとは言えませんでしたが。

今後も占いで磨きをかけてさらなる豪運をつかんでいきます!

タイトルとURLをコピーしました