今年のお盆、私自身がどんな時間を過ごしたのか。
少しお話したいと思います。
お盆を迎える前に
今年は、お盆に入る前にご祈祷を終えました。
静かな環境で精神を整え、心を落ち着けて。
ご先祖さまのご供養。
そして、ご縁のある方々の平和を祈りました。
こうして自分自身でご祈祷をするようになったことを思うと、今でも不思議なご縁だなと思います。
まさか自分が、ご祈祷を学ぶことになるなんて。
人生って、どこでどうつながっていくのかわからないものですね。
でも、何より嬉しいのは、
自分自身でご先祖さまにお経を唱えられること。
誰かにお願いするのではなく、自分の声でお経を唱え、手を合わせて、ご供養ができる。
それができるようになったことを、とてもありがたく感じています。
そして、姉弟子たちも続々と修行を終え、阿闍梨となっています。
長く厳しい修行を乗り越え、最後までやり遂げていく姿には、本当に頭が下がります。
その姿を見ていると、
「私もまだまだ頑張らなくては」
と思います。
私も日々精進です。
そして、お盆に入ってから
お盆に入ってから読経しました。
この日は、いつもとは少し違う感覚がありました。
お経を唱えていると……
なんというのでしょう。
ご先祖さまが来てくださったような。
そんな感覚がしたんです。
もちろん、目に見えたわけではありません。
「本当に来てくれたのか」と聞かれたら、それは私にもわかりません。
でも、心が震えるような感覚がありました。
胸がいっぱいになって。
涙がポロポロとこぼれて、止まらなくなりました。
そして、
ふと、
「ありがとう」
という言葉が届いたように感じたんです。
不思議ですよね。
でも、その瞬間に私が思ったのは、
「ありがとうって言うのは、こっちなのに」
ということでした。
私が今ここにいるのは、ご先祖さまが命をつないできてくださったから。
何代も何代も、そのまた前の方から命がつながって、今の私がいる。
だから本当なら、
「こちらこそ、ありがとうございます」
なんですよね。
ご先祖さまあっての私
お盆はご先祖さまにお願いをするだけの時間ではないと思っています。
うれしいことがあれば報告する。
困ったときには、心の中で話をする。
そして、ありがとうを伝える。
今年のお盆を迎えて、改めてその大切さを感じています。
私自身、これから先もいろいろなことがあるでしょう。
楽しいこともあれば、思うようにいかないこともある。
それでも、ここまでつないできてもらった命を大切にして、今を精一杯生きていきたい。
そんな気持ちになりました。
今年のお盆。
ご先祖さまに手を合わせる時間が持てたこと。
自分自身でお経を唱えられたこと。
そして、心が震えるような時間を過ごせたこと。
すべてに感謝しています。
ご先祖さまあっての私。
これからも日々精進。
そして、できることを一つずつ頑張っていきたいと思います。
今年のお盆が、皆さまにとっても、ご先祖さまとのつながりを感じられる優しい時間になりますように。

