思考するのが好き

ひとりの時間
ひとりの時間

私は決断が遅い人間だと思っていました。

すぐに「やる」と言えない。


迷う。
揺れる。
黙る。
考え込む。

周りが軽やかに決めていくのを見ながら、
どこかで少しだけ、焦っている。

けれど、あるとき気づいたこと。

私は重要な決断を
だいたい半年かけて下している。

何かを学び始めるときも、
誰かからの申し出を受けるときも。

すぐには決めない。

でも完全に手放すこともしない。

一応、動いてはいるんですよね。

資料があれば取り寄せ、話を聞き、想像する。

けれど心は、すぐにはうなずかない。

そして半年ほど経った頃、
ある日ふと、腹が決まる。
決まっているというか。

ワクワクでも、勢いでもない。

ただ、「そうか」と思う。

抵抗がほどけ、 現実を引き受ける感覚。

それから私は、動き出すのです。

小さく。
本当に小さく。

半年は、私にとっての熟成期間なのだと思う。

衝動を冷まし、
恐れを見つめ、
理想と現実をすり合わせる時間。

その時間を通り抜けてもなお、残っている思いだけを選び取る感じ。

振り返れば、半年考えてやめたことは、ほとんどないはず。

ということは、最初から答えはあったのだと思います。

ただ私は、自分がその答えを引き受けられる人間になるまで、待っていただけ。

速く決めることが強さだとは思いません。

迷わないことが賢さだとも思いません。

私は、時間を通して決めます。

時間に耐えた思いだけを、自分の人生に置く。

だから私の決断は、派手ではないけれど、静かに根を張る。

半年かけて決めるということは、自分を急かさないということ。

そしてそれは、自分を信じているということでもあるのです。

私はゆっくり決める。
でも、決めたらやる。
それが私の、生き方。

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