みやまの仏教入門 Don’t think, feeeeel!

学習欲
学習欲

理性でもって感情を抑制する。

怒りの感情をコントロールする。

今や社会人にとって感情を表に出さないようにすることは必須スキルかと思います。

鋭敏な頭脳をもつ理性の人こそ尊敬すべき人物像・・・

それはそうだと思います。

だとしても!

頭で理解していてもできないことってたくさんあると思いませんか?

ある日のことです。

お師匠の教えですんなり理解できずにどうして?なぜ?と質問をくり返していたときがありました。

「信じなければ始まらない」

と、ひと言だけ残して去ってしまったことがあります。

このときは納得できていませんした。

もっとすぐに簡単に答えにたどり着きたい。

要するに、気を短くして、効率を求めて

手っ取り早く教えてもらおうという意識でいたのだと思います。

なんでも教えてもらいたい。

なんでも知りたい、納得したい。

そんな気持ちでした。

中国でこんな話があります。

中国の唐の時代に白楽天と呼ばれる有能な役人(詩でも有名)がいました。

あるとき、杭州の知事として赴任した時に道林禅師という僧侶が出会いました。

この僧は木の上で座禅していたので、白楽天は木の下から危ないから降りてくるように呼びかけました。

僧は「危ないのはあなたです、あなたの心には煩悩の火が燃え盛っている」と言ったのです。

びっくり驚いた白楽天はムッとしながらも

「だったら聞きましょう。仏教の極意とは何なのですか?」

というと僧は

「諸悪莫作、衆善奉行」と言い放ちました。

悪いことはしないで、良き行いをしましょうという意味です。

白楽天は「そんなこと幼児でも知っている」と笑っていると

「幼児が知っていても老人とてそれを実行できる人間はいない」と答えたのです。

白楽天はうなり、それ以降は教えを乞うために通ったそうです。

つまり、知ったとしても実行することは難しいのです。

人間というのは未熟でおろかだと思い知ったとき、自分の限界を知って謙虚になれます。

そして

世の中を動かしている大いなる宇宙の存在と生命の力

神や仏という目に見えない存在に対して敬意を表するのでしょう。

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