先日、10年以上お世話になった歯医者さんの最後の通院日でした。
10月末で閉院されると聞き、感謝の気持ちを込めて歯のお掃除に行ってきました。
先生は年齢不詳でしたが、お話を聞くと、第二の人生を考えていらっしゃる年齢とのこと。
普段は忙しく、診療中はもちろん雑談もできないので、少しだけお話できたことが、とても貴重に感じました。
スタッフさんたちからも「もうおしまいになるから色々気になるもの持って帰って〜」と言ってくださった言葉。
それだけで、長く通い続けた時間がじんわり蘇り、心が温かくなると同時に、ぽっかり穴が空いたような寂しさもありました。
最後に握手をしてお別れしました。
「これまでありがとうございました。第二の人生も応援しています」
そんな気持ちを込めて。
10年以上、毎日の健康を支えてくださった先生。
当たり前に通っていた日常が、こんなにも大切だったんだと気づかされます。
人生にはこうした小さな節目があって、感謝を伝える機会があることは本当に幸せなことだと思います。
日常の当たり前は、振り返ると宝物。
大切な人や、支えてくれた人に感謝を伝える時間を持つことは、自分自身の心も温かくしてくれる。
今日の私は、ちょっと寂しいけれど、胸の奥にあたたかい気持ちが残りました。

