祈祷坐禅会の会場は所沢の老舗割烹「美好」内にあります。
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坐禅会終了後は遅めの昼食をいただいていくことに。
割烹美好
明治15年、初代、河田大三郎は明治時代の幕開けとともに、洋食文化が求められると着眼し所沢で美好軒を始めました。
三代目松下喜助は14歳から西洋料理を学び、国内での修行とフランス留学から、埼玉県依頼で美好軒に指導者として入りました。しかし、二代目川田清一が若くして他界してしたため、初代に請われ婿入りしました。喜助は所沢で本格的な西洋料理屋を作る決心をし、店内にはビリヤード、蓄音機やカーテンで装飾したテーブルなど、当時ではまだ珍しい施設が完備されました。明治44年 アンリ・ファルマン機で初飛行に西欧した徳川好敏大尉をはじめ、所沢飛行場の開設に関わった、著名人や飛行機関連の将校、報道記者が美好軒の洋食を食べに来店されました。その後、評判を呼び、大使、貴族院、衆議院がこぞって訪れる有名店となります。
大正8年、 1月から19ケ月の間、航空の先進国だったフランスからフォール大佐を団長に63名の将校が、航空技術について指導しに来日しました。一行が所沢飛行場に滞在中に所沢で唯一の西洋料理店だった美好軒が、フランス将校御用達の料亭として使わました。(フォール大佐が好んで食べたカツレツ等が当時の歴史を残しています)
明治15年創業の美好では正統派の和食もいただけますし、和洋折衷の美食も堪能できます。
今回はフォール大佐が愛したフォールカツレツの1枚カツセットをいただくことに。
通常は2枚です。
お料理を待つ間、中庭を眺めながら憩いの時間を楽しみました。
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ほどなくお料理が運ばれてきました。
カツレツの他、サラダや温野菜、茶碗蒸し、お吸い物、ご飯、香の物、ひと口デザートがついています。
ボリュームたっぷりですね。
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ソースをひと回ししてからいただきます!
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おいしいー!
やわらかなヒレカツに特製デミグラスソースがよく合います。
あったか茶碗蒸しもホッとする味でとっても落ち着きます。
あっという間に平らげてしまいました。
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美好には四季折々のお花が楽しめる中庭があります。
この日は芍薬が咲いていました。
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真っ赤な芍薬は存在感たっぷり!
中庭を印象的にしている立役者でした。
所沢で落ち着いてお食事をなされたいときにオススメのお店です。
気になるかたは訪れてみてくださいね。
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