青梅の塩船観音寺に訪れた記事の続きです。
本堂
薬師堂を見たら階段を上がって本堂・国指定重要文化財へお参りします。
お線香を体にくゆらせてから香炉へさしましょう。
なるべく全身くゆらせてみてくださいね。
木造の寄棟造りで、屋根は茅葺に杉皮を葺き込んだ「混ぜ葺」が最大の特徴です。内陣中央の本尊を安置する厨子は、極めて精巧な作りで、内側右扉には普賢菩薩、左扉には文殊菩薩が描かれています。鎌倉時代の造立で室町時代に大改修が行われたものと推定され、旧国宝建造物です。
お堂の中に入ることもできるので、拝観させていただきました。
右手に回っていくと上がれる階段があるので、靴を脱いで上がらせていただきます。
本堂には観音寺のご本尊(秘仏)十一面千手千眼観自在菩薩立像・国指定重要文化財があります。
秘仏ですので見ることは叶いませんでしたが、眷属として安置されている二十八部衆立像・国指定重要文化財、毘沙門天立像・青梅市有形文化財、不動明王像を見ることができました。
全体として背の高さがあるものが少なく、素朴な印象です。
それぞれのお顔立ちを見るだけでも数がありますので時間がかかりました。
その他、展示物もありました。
本堂の前には札場です。
各種お守り・御朱印の受付を行なっています。
ちょっと気になりまして、お経本をいただきました。
本堂の左手に進むと旧銅鐘・青梅市有形文化財があります。
寛永18年(1641年)3月市内南小曽木の近藤惣太郎が施主となり、現羽村市の櫻沢市兵衛尉盛次が鋳た鐘であり、現在は打鐘を中止し永年保存としています。
招福の鐘
参拝者でも鐘がつける場所です。
天井に光明真言が描かれ、諸々の災厄・病気等のなやみを消滅させ、つく人に幸福がもたらされますようにと建立されました。
鐘をついたあとは坂道を上がっていきます。
青紅葉が太陽の日差しを受けてとってもキラキラしていました。
ピンクのツツジが左手に、青紅葉が右手にある坂道を歩いているだけでグングン気持ちがリフレッシュしていくようです。
ツツジの隙間から園内を見下ろすと見事なつつじを見ることができました。
ピンクのぼんぼりのようなフォルムがかわいい♡
赤色のヤマツツジ、キリシマツツジはもう見頃を終えたのか、これからだったのか。
燃え立つようなつつじ園ではありませんでしたが、桃色のつつじたちも可愛らしくて好きです。
さらに坂道を上がって塩船平和観音立像を見にいきます。
塩船平和観音立像
つつじ園の山頂から境内を見渡しておられる全高13mの大観音像です。右手に施無畏印、左手に与願印をして、水瓶を傾け大慈大悲の功徳を衆生に与えてくださるお姿です。
この山頂から見た景色もすばらしいです!
色鮮やか!
どの角度から見ても見晴らしがよく、色鮮やかなつつじが目を楽しませてくれます。
観音様からゆったりと下りながら護摩堂へ向かいます。
護摩堂の裏手に観音池があります。
塩船平和観音がつつじの丘の上に鎮座されているのが見えますね。
池の水面にも観音様が浮かんでいます。
護摩堂
護摩堂へ上がる階段横に不動明王さまがいらっしゃいます。
この場所でおおよそ1周でしょうか。
ぐるりと囲んだ見渡す限りのつつじを見られる場所になっています。
信徒会館普門閣では軽食のお食事やお土産などが販売されていてとっても混雑していました。
お団子をいただきたかったのですが断念・・・。
本堂前の出店で卵を買って駐車場に戻りました。
おおよそ90分の滞在でした。
広大なつつじ園、見応えたっぷりの華やか遊歩道は気分転換にピッタリ!
一度は訪れてみてくださいね!!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
別格本山塩船観音寺
http://www.shiofunekannonji.or.jp