前回までの話はこちらから↓
太鼓橋
恐山菩提寺に行き着くためには「三途の川」にかかっている朱色の太鼓橋を渡り、あの世へ至ることになります。太鼓橋の勾配はとても急なのですが、悪人の場合は橋が針の山に見えて怖くて渡れなくなるとも言われています。
また、帰るときは決して後ろを振り返ってはいけません。
ちなみに、三途の川の渡賃は六文。お葬式で棺に納める副葬品として六文銭なんていうのもありますが、故人がしっかり橋を渡れるようにと持たせているのです。
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三途の川は、恐山菩提寺から500mほど離れた場所にある宇曽利湖から流れ出ている正津川のことです。
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恐山を象徴する太鼓橋ですが、2018年5月から渡ることができなくなっています。現在は工事の着工待ちのような状態のようで、今後、太鼓橋は石造りの太鼓橋へと生まれ変わろうとしています。
新しくなった太鼓橋、渡ってみたいです♬
六地蔵
太鼓橋からおよそ500mほどで霊場恐山の駐車場に到着します。
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やったー着きました!!
ピカピカの晴天に恵まれて、2023年7月24日(月)の気温、なんと31℃ですよ!
汗がとめどなく流れ続け、体力を消耗しました。本当にキツかったです・・・。
๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
夏の恐山 あったらいいな持ち物リスト
・帽子(日傘がないなら必須)
・日傘(帽子と兼用がベター)
・タオル(冷たいとなお良い)
・冷たい飲み物
・汗拭きシート
・日焼けどめ
恐山は日陰がほとんどありません。
さらに!
砂利道が白いから太陽光の照り返しも厳しいものがあります。
そして暑さだけではなく霊場全体が硫黄臭に包まれているので、匂いで体調が不調になる人は要注意!
無理して進まずに、まずは売店や茶店で涼んでからでも◯
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入山受付を済ませて総門をくぐるとご僧侶たちが歩かれていらっしゃいました。
暑い中、大変お疲れさまでございます。
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いよいよ入山でございます。
なお、この大変な日差しです。イタコさんは上の写真の左部ほんの少し見えている本堂の中にいらっしゃるようでした。見てもらいたい人たちが列になって並んでいました。
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↑本堂です。直射日光を浴びないだけマシかと思いますが、皆さんイタコさんに会われるためにじっと待機されていて本当に頭が下がります。
恐山といえばやっぱりイタコですよね。
イタコがこの恐山にいるのは恐山大祭(7月20日〜24日)と10月上旬の秋詣りのときだけです。以前は門前でテントを張られていましたが、暑さ対策のためお堂の中に入ることになったのでしょう。
東北のイタコ
死者と対話する能力(口寄せ)をする人たちのこと。厳しい修行を乗り越えて正式なイタコとなります。現在は深刻な後継者不足が問題になっていて、今後何もしなければイタコという存在が絶えてしまうのは間違いありません。
山門
恐山菩提寺の総門を抜け、境内に入るとまず目に入るのが山門です。
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お地蔵さまと手向けられた風車がとても印象的で、これこそが恐山を象徴する一場面なのでしょう。
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青い扁額の文字は「霊場恐山」。
身の引き締まる思いで山門をくぐっていきます。
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と言いたいところですが、謎ポーズでパシャリ。
このときの時刻、13:00を過ぎたところです。
猛烈な日差しがつらく厳しく、休憩で立ち寄った菜の花プラザで帽子を購入しておいて心底よかったと安心感に包まれていたのでこんなポーズになったのでしょう。そうでしょう。
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温泉小屋があるのがわかりますか?
事前に調べてはいたものの、境内の中に温泉小屋があるのは新鮮です。
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入山料の中に入湯料金も含まれているのですが、旅の目的が異なるので今回は見送ります。
地蔵殿
ご本尊が安置されている地蔵殿に着きました。
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しっかりとお参りいたしました。
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地蔵堂の左側から地獄めぐりが始まります。
長くなりますので、続きはまた次回。
まだまだ恐山の旅はつづく!
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