前回に引き続き、高幡不動のお話です。
奥殿
不動堂をあとにして朱色の建物・奥殿へ向かいます。
不動堂の裏手に奥殿はあります。
奥殿は多くの文化財の展示室(300円・月曜休館)になっていて、重要文化財の丈六不動三尊がご安置されています。不動明王坐像とせいたか童子像、こんがら童子像(平安時代作)を真正面から参拝できるのは大変貴重!
不動明王像及び両童子像は関東地方唯一の平安時代作の巨像。南北朝時代に大修理を受けているが気宇の大きな造形は関東武士勃興期の気分を十分に伝えています。古来日本一の不動三尊と称えられ火炎を含めた三尊の総重量は1100キロを越しています。
時間を選べばひとり静かにお参りできます。深山もしっかりと手を合わせてきました。
1000年ぶりの修復作業が完了したお不動さまですからぜひ手を合わせにいきましょ♪
上杉憲顕の墳
上杉憲顕は氏憲の子で1455年足利成氏の軍と立川河原に会戦、深手を負い高幡寺に入り自刃。自然石はその墓標。
修行大師像
合掌礼拝。
こちらのお大師さまはシュッとしている感じですね。
大観音像
観音さまにも合掌礼拝。
メッセージをいただきましたので引き続き経過を見守っています。
大日堂
山門をくぐって大日堂へ向かいます。
古くて趣がありますね。
ポカポカお天気でゆっくり歩いているととても心地よい場所です。
桜やボケが咲いていて気持ちも明るくなりますね。
水琴窟がありました!
水琴窟大好き。
静かに音を聞くだけ。でもそれだけでスッキリします。
山門を抜けて突き当たりが大日堂です。改修工事を経て現在の鎌倉時代様式の御堂になりました。
高幡山の総本堂で数多くの尊像がご安置されていて、鳴り龍天井や江戸時代の優れた彫刻群、新撰組の近藤・土方の位牌、後藤純男画伯の豪快な襖絵等を拝観(月曜休館)できます。
鳴り龍天井は手をたたくと反響による共鳴により特有の残響が聞こえるもの。
鳴り龍の下で手をたたき、音が響き渡ると願いごとが叶うと言われています。大切な願いごとを叶えに訪れてもいいですね。
今回はここまで。
次回はおみやげの話です・・・✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。
高幡不動尊金剛寺
東京都日野市高幡733
京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅下車徒歩5分
奥殿寺宝展拝観300円
9:00〜16:00(月曜休館)
大日堂鳴り龍拝観200円
9:00〜16:00(月曜休館)
https://www.takahatafudoson.or.jp