皆さんはお神札(ふだ)をおまつりしていらっしゃいますか?
お正月を迎えるにあたり、もしくは迎えたあとにお神札を新しいものに取り換えてい
らっしゃるかと思います。
これはより新しいお力をいただくという意味があり、日本の古くからの伝統・習慣
です。
神棚がないご家庭であっても、棚の上などをきれいにして、そこに祀るというのでも
問題ありません。
お神棚を置きっぱなしにするのではなく、お水やおみやげなどを感謝の気持ちを込め
てお供えすると良いですね。
もちろん、できる範囲でおやりになっていただければと思います。
また、物理的な汚れも「穢れ」に通じます。
穢れが蓄積してお力が弱まりますので清潔にしておきたいところ。感謝の気持ちを持って扱っていただくと良いでしょう。
今回はそのお神札の話です。
現在、家庭だけではなくお店や会社、事業所などいたるところで神棚にお神札を祀り
願いをかけていると思います。
お神札をお受けになってから年が改まったタイミングで更新されるのが一般的ですし、1年間お守りくださったお神札は感謝を込めて神社の「古神札納め所」に納めていらっしゃると思います。
さてさて。
以前、深山が働いていた場所ではお神札をお祀りしていたものの誰もお祈りはしていませんでした。オフィスの隅っこに置かれているだけでお供物もお水も置かれていません。
お正月を迎えるとその日にいる人間たちが連れ立って神社へお詣りに行きます。けれども、お神札を持っていくこともなく、新しいお神札を迎えるでもなく参拝するだけ……。疑問が募るばかりでしたが、私はそこでは外部契約者であって疑問を抱きながらも誰にも話すことができませんでした。
そして数年が経ち、私自身もその場所を離れました。
ところが風の噂でオフィスの上の階でスプリンクラーの誤作動が起き、漏水の事故に遭ったと聞いたのです。
復旧は遅れに遅れてしまってフロア中カビが発生してしまい、悪臭がして仕事もはかどりません。真冬の寒い時期に換気のため窓を開けておかなくてはならず、健康的に過ごせなくなってしまったそうです。
私はこれを聞いてひょっとしたらひょっとするかもと思いました。
もしかしてお神札の気づいてほしいモード発動??
あのお神札がまだあのオフィスにあるかどうかもわかりませんし、ひょっとしたら誰かが神社へ納めてくださっているかもしれません。
ただ、私はいまだにあのお神札はオフィスに置かれているのではないかと思うのです。
実はその職場は少しずつ少しずつ業績が下がっていました。
徐々に人が減り、少数精鋭でなんとか持ちこたえているそう。
もしかしたらその頃からお神札が運気を低下させているような気がしてなりません。残念ながら気づくまでトラブルは終わらない……かも?
節目に区切りをつけ1年を締めくくり、清々しい気持ちでお正月を迎えることは日本人の持つ大切な信仰でもあります。
自分を守ってくれたお神札には感謝の気持ちを持って神社に納めに行きましょう♪