ウディ・アレンの「タロットカード殺人事件」をご存知ですか?
実は私、パケ買いならぬタイトル買いでDVDを持っています。
さて、この映画のタイトルは「タロットカード殺人事件」です。私自身、ミステリーもよく読みますからタロットカード+ミステリーなんて大好物!
と思って購入したもののまさかの大失敗。。。
〇〇殺人事件となっていたのでタロットカードでアガサ・クリスティー風味の見立て殺人でも起こるのかな〜と思って見ていたらタロットカードはまったく触れられることもなく、ましてやミステリーが主軸でもない映画でした。
タイトルの「タロットカード殺人事件」。実はこれは邦題で原題は「scoop」です。
ここにも表れているとおり、ほとんどタロットカードは出てきません! タロットの歴史や文化などの背景もまったくといっていいほど描かれていません。タロットカードにちなんだものが何か出てくるかな~と期待している人はちょっとガッカリしてしまうかもしれませんね。
なので・・・この映画はミステリーとして見るにあらず。人が死ぬことは死にますがコメディとして楽しむ映画です。そもそも情報提供者がなんと幽霊! もうこの時点でミステリーとしてはちょっと違いますからね。まったく怖くないまま進むので、むしろミステリーが苦手な人には見やすいのかもしれません。ラストも見る人によってはハッピーエンドかバッドエンドか評価が分かれる作品だと思います。
見どころはやっぱりスカーレット・ヨハンソン!
スカーレット・ヨハンソンの若くてかわいい眼鏡姿を見られることができるのがたまりません。水着姿も惜しげもなく披露してくれています。もちろん美しい! ウディ・アレンのユーモアたっぷりのマシンガントークや無駄に多い小ボケも彼らしさ全開です。
謎解き目当てに見ると消化不良をおかしてしまうので、ぜひコメディとして見てください。
気楽に見るぶんにはおもしろい映画です。
気になった人はぜひチェックしてみてくださいねっ♪
タロットカード殺人事件
ウディ・アレン脚本・監督・出演
スカーレット・ヨハンソン
ヒュー・ジャックマン
2006年、イギリス・アメリカ コメディ
あらすじ
マジシャンのシド(ウディ・アレン)のショーで舞台に上がった女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、幽霊となって現われた新聞記者(イアン=マクシェーン)からスクープを耳打ちされる。ロンドンでの連続殺人事件のヒントとなる情報を得たサンドラはシドと共に犯人探しを開始。イケメンセレブのピーター(ヒュー・ジャックマン)に近づいたサンドラだったが、一瞬で恋に落ちてしまう。心を奪われたサンドラは真犯人を探し出すことができるのか。