入院した話12

暮らしと日常と
暮らしと日常と

この記事は2023年5月に発症した顔面麻痺について当時みやまが指導された内容をお伝えするものです。必ずしも同じ症状の人が同じリハビリをするとは限りませんのであしからず。

入院生活11日目。

兎眼

になりました。

とがんと読みます。

兎眼とは、まぶたを閉じることができない状態のことを指します。

うさぎは眼を開けて寝る習性があると言われたことからこの名前になったのだとか。

(本当かな?)

顔面麻痺が原因でまぶたを完全に閉じきることができないため、ドライアイが進みます。

乾燥した眼を潤すために目薬をなるべくさすようになりますが、それでも追いつかなくなってくると細かな傷が増え続けたり、進行すると角膜がにごり、視力低下を引き起こしたり。

厄介なのはそうなった場合は元に戻りにくいとされていること。

かわいいだけなのは名前だけがとっても怖い病気なのです。

このとき、私は顔面拘縮が強くなってきて眉毛が下がり、まぶたも下がりつつあったのでさらに兎眼も始まってメンタルがつらかったです。

とにかくドライアイをなめていました。

たかがドライアイと思いました?

目が乾燥すると風が怖くて怖くて。

何気なく吹いてくる風に目が敏感に反応して痛いのなんのって。

開けていられなくなるんですよ。

痛くて痛くて目を閉じたまま歩こうとするくらい。

それ以外やりようがない。

目を開けていることが恐怖に感じるなんて思いもしませんでした。

目薬があっても間に合わないのです。

それから入浴!

まぶたが閉じないからシャンプーの液やら水やらが容赦なく目におそいかかるんですよ。

「ッギャッ」

と叫んだことは何度もあります。 

そして睡眠時にと思ってアイマスクも購入しました。

が!

結局まぶたは閉じていないのだから乾燥は進みます。

そこで、粘着力が弱めなテープでまぶたをふさいでからアイマスクしたりして。

だけどまぶたへダメージは強く残るので、皮膚が荒れてくるんですよね。

そこで「いますぐ購入!」と言われてポチり買いしたのがこちら。

ニチバンメパッチクリア

角膜保護用テープです。

要は目を閉じていなければならない人向けのテープです。

1シートに2枚付き。

私は1日で1シート使っていました。

入浴時に1枚。

就寝時に1枚。

そんなに安くはないけれど、このテープを使ってしまうと他のテープには戻れないくらいには便利。

まぶたが閉じなくなってしまった人はこのメパッチにお世話になっている人は多いんじゃないかな。

まぶたにベタつきがあると剥がれやすいので、夜のスキンケアを終えたあと少し時間を置いてから貼るのがコツといえばコツ。

このメパッチに本当に助けられました。

ドライアイが気になる人は試してみてくださいね。

服薬
朝   メコバラミン・ランソプラゾール・プレドニン
昼   メコバラミン
晩   メコバラミン
就寝前 ベルソムラ

マッサージ
起床後・朝食後・昼食後・夕食後・就寝前

変化点
・顔半分が完全に麻痺
・食事&歯磨きが大変
・うどんは鬼門
・おしゃべりが山口もえさんだけれど少し回復傾向
・まぶたが閉じない
・まぶたが勝手にピクピクする
・下まぶたが下がる
・眉毛が下がる
・柳原式12点
・兎眼

(病気の記事はゆっくり更新です)

顔面麻痺 #顔面神経麻痺 #帯状疱疹 #ベル麻痺 #ハント症候群 #ラムゼイハント症候群

タイトルとURLをコピーしました