じつは、しばらく手帳を書くのをサボっていました。
もともと予定はスマホで管理しています。
それでも、同じ内容を手帳にも書き写していました。二重管理、といえばそうなのですが、「書く」という行為そのものが、私にとっては整える時間だったのです。
けれど、この数年、心を痛める出来事がありました。
手帳が、開けなくなった。
記録したくない。
残したくない。
私の中で、時計が止まっているような感覚でした。
手帳を開くということは、未来を考えるということ。
今を言葉にするということ。
それがどうしてもできなかった。
予定を書くという、ただそれだけのことが、あまりにも重たく感じられて、私はそっと閉じたままにしていました。
それでも新しい手帳買うんです。
書かないのに、ね。
でも最近、少しずつ現実を見られるようになってきました。
完全に癒えたわけではありません。
忘れたわけでもありません。
それでも、「あ、そろそろ書けるかもしれない」そう思えたのです。
止まっていたページを、いきなり完璧に埋める必要はない。
少しずつ、振り返りながら、書けるところから書いていけばいい。
時薬(ときぐすり)って、やっぱりあるのですね。
無理に忘れなくていい。
無理に心機一転しなくていい。
前向きになれない自分を責めなくていい。
もし今、つらい気持ちを抱えているなら、どうか無理をしないでくださいね。
止まっているように見える時間も、ちゃんとあなたの中で流れています。
そして、書ける日が来たら、そのときにまた、ゆっくり始めればいいのです。

