九星気学は古代中国から伝わる九星術をルーツにもつ占術です。
今から四千年ほど前の古代中国に夏という国がありました。
ある年、黄河の支流にある洛水という河が洪水になり、のちの夏の王様・禹(う)という青年がこの洪水を治めました。
このとき河から大きな亀が出現し、その甲羅に「魔法陣」と呼ばれる不思議な数字の模様があったと言われています。
この模様は一から九までの数字が、東・西・南・北・北東・東南・南西・西北の八方とそれに加えて中央の9つの地点に配置されていて、「洛書後天図」と呼ばれるようになりました。
人々は亀の甲羅の数字が縦・横・斜め、どのように足しても必ず「15」になることに気づき、この不思議な模様は天が授けてくれたものに違いないと考え「洛書」と名付けました。
そして9つの数字に色を加えて一白水星(いっぱくすいせい)・二黒土星(じこくどせい)・三碧木星(さんぺきもくせい)・五黄土星(ごおうどせい)・六白金星(ろっぱくきんせい)・七赤金星(しちせききんせい)・八白土星(はっぱくどせい)・九紫火星(きゅうしかせい)とし、運勢を見るようになったのです。
九星気学は地球に循環する「気」による人間へ影響を与えるとされています。
そのため、九星気学では生まれた年を重視し、生まれた年によってその人の本命星が決まります。
占いかた
九星気学は生年月日から本命星・月命星・日命星から年盤・月盤・日盤を作成し、それをもとに運勢を占います。
気学で占えるもの
☆持って生まれた性格
☆毎年・毎月・毎日の運勢
☆相性
☆対人問題
☆移転や旅行の方位 など
占いの多くは運命を先天的な運ととらえ、動きがとれないものとして悲観的に考える傾向にあります。
そのなかで九星気学の特徴は積極的な運命開発にあるといえます。
気学は「動」の占術です。
積極的に適切な行動をとることでリスクを減らし幸福を呼び寄せる能動的な面が魅力の占いです。