引き続き新年会のお話です。
勝沼ぶどうの丘をあとにして、身延山久遠寺へ向かいます。
バスで総門をくぐり抜けます。
バスに乗車していながらも総門をくぐっている間は合掌です。
静かに雪が降り続く中、三門も通過して駐車場に到着。
今回は菩提梯はのぼらず、斜行エレベーターで境内へと向かいます。
エレベーターの到着地点は本堂の左側にあります。
しんしんと雪が降る久遠寺境内です。
このような天気で見るお堂はとてもおごそか。
かじかむ寒さに耐えながら本堂へご参拝。
薄暗闇の中、正座して皆でお経をお唱えします。
このような体験は何物にもかえがたく、貴重なひとときになりました。
本堂の天井には日本画壇の重鎮加山又造画伯による勇壮な姿の墨龍が描かれています。
迫力がすごい!!
正面の須弥壇だけではなく、天井を見上げることをお忘れなく〜。
この日はロープウェイには乗れないので思親閣参拝は断念。
そこで宝物館を鑑賞することに。
本堂地階にある宝物館は身延文庫が所蔵する国宝、重要文化財、指定文化財の展示に加え、企画展も開催されます。
靴を脱いで館内を進みます。
宝物館の中に入ると波木井の御影が正面に展示されています。
身延山久遠寺が大切にお守りしている日蓮ご聖人晩年のお姿です。
威厳のある徳を感じさせる中にもやわらかなお顔にも見える姿絵はじっと見ているとなんだか本当にご拝謁しているような、そんな気さえしてきます。
そのほか、今回気になった展示は身延山第2世佐渡阿闍梨日向上人御本尊、身延山第92世内野日総法主猊下曼荼羅御本尊です。
なめらかな筆致でした。あんなふうに筆を運んでみたいものです。
さて、鑑賞券には写経代も含まれています。
それぞれ祈願が異なる写経が用意されているので希望したいものを選んで筆を運びます。
参加者全員しんけんです!
お師匠からうまいうまいと声をかけられてちょっとうれしいみやまです。
お師匠は筆も仏画もすばらしいので、ほめられて本当にうれしかった!
顔出しパネルは見過ごせません♪
さいごに日蓮ご聖人と一緒に。
お師匠からお数珠をおかりして合掌礼拝。
雪はやむことなく降り続きます。
名残惜しいですが本日のご参拝はこのあたりで終了です。
バスに乗って東京へ戻ります〜。
バスの中から三門を鑑賞。
本堂の真正面に位置する三門は日本三大三門のひとつとされています。
間口23m、奥行き9m、高さ21mの総けやき造り。楼上には16体の羅漢像が奉安されています。創建1642年ですが、幾多の火災で消失し、現在は1907年の再建です。
次回お参りの際は晴天でありますように♡
新年会のお話はあとすこ〜しだけ続きます。