群馬県前橋市にある美術館アーツ前橋の10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」展が開催中。メイン会場のアーチ前橋をあとにして、その他の鑑賞スポットを巡ります。
スズラン前橋店
スズラン前橋店新館3階の空間を使って開催されていました。
百貨店の中を入っていきます。
演劇集団マームとジプシー 《瞬く瞼のあいだに漂う》
藤田貴大が前橋市に滞在し、撮影した街の様子が作品の中心。
百貨店の中とは思えないほど仄暗いフロアでした。
写真で見ると明るく見えてしまうのですが、暗めです。
映像と音声と作品とすべてを味わったあと、暗めだからこそ入り込めるものがあった気がします。
HOWZEビル
グーチョキパーの彫刻がビルのシンボルになっているHOWZE(ハウゼ)ビル。
バブル期の象徴のようなビルは今では空きビルとなっていて、このビルの中に多くの作品が展示されています。
WOW 《Viewpoints-Light bulb》
一見すると、ライトが点滅しているだけにみえる。
だが、ある場所から立ったときだけ鏡越しにライトが水平に並ぶ・・・
これびっくりしました!
ちょっと視点を変えると見方がまるっきり変化してしまう。
この感覚が面白かったです!
蜷川実花 《Breathing of Lives》
データサイエンティスト宮田裕章との共同制作。
都市のなかにみられる光や反射などを撮影し、映像を古いブラウン管や水槽に投影したインスタレーション。
バラバラに配置されているけれど、その狭間にいる自分もまた都市の中に漂う存在のような感覚になりました。
元の場所がキャバレーだったこともあり、残っていたソファーなども活用されていました。
まえばしガレリア
最後の鑑賞スポット、まえばしガレリアです。
2023年に全面開業したアート複合施設。平田晃久が設計を手がけ、タカ・イシイギャラリーや小山登美夫ギャラリーなど日本のトップギャラリーが入居したことでアートシーンの注目を集めました。
この建物の裏側に回ると受付があるので、ぐるりと回り込みます。
WOW 《reflaction》
歪んだ映像をず〜っと見ていたけれど、何が何だかわからない・・・
だけれど不思議ともっと見たくなる魅力的な作品でした。
以上でアート巡りは終了です。
じっくりと商店街をあちこちアート散歩できました。
前橋がこれからますますカルチャーの発信地になりそうな予感。
また折に触れて遊びに行って見たいと思います♪
New Horizon:Vision of the Future
ニューホライズン 歴史から未来へ
2024年2月12日(月・祝)まで
群馬県前橋市千代田町5-1-16(アーツ前橋)
開館時間 : 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 : 水曜
※年末年始のほか、整備休館など臨時に休館及び開館することがあります
最新情報はホームページをご確認ください。
公式HP:https://www.artsmaebashi.jp