秋になると金木犀の香りが街中をただよいます。
今年は少し開花が遅かったように思いますが、金木犀が咲きだすと気持ちが弾むし、そしてちょっぴり切なくなります。
金木犀は思い出の香り。
小学校でも中学校でも金木犀は植えてありましたが濃い記憶があるのは中学校です。
金木犀の周りを掃除する係があり、秋はその香りに包まれながら掃き掃除をしていました。
中学時代は中途半端に大人びているのに心は臆病で精一杯強がって過ごしていたように思えます。
今になって考えればあの頃のいざこざなんて鼻で笑っちゃうようなささいなことでも、あの頃の私にはとてつもなく大きなことでふとしたことで学校に行きたくなくなるような気持ちにまでなっていました。
そんなササクレだった心をしずめてくれていたのが金木犀の香りだったように思います。
香りは本当に偉大ですね。
みやま、出先で気持ちを切り替える用に香りはいくつか持ち歩いています。
練り香水かハンドクリーム、はたまたマスクスプレーか。
ロールオンアロマやらスティックバームやら。
その日の気分に応じてポーチに忍ばせていますよ。
すっかり大人はしんどい時こそ踏ん張りどき。
誰かのせいにするのではなく常に安らぎを持っていたいですね。