西武新宿線「久米川」駅南口から徒歩8分ほどの距離にある八坂神社。府中街道という大通りに面していて、境内は広く静か。同神社にある大獅子頭は東村山市の有形民族文化財になっています。
八坂神社の由緒は寛文二年(1662年)3月26日の火災をはじめ、数回の火災にあってしまい創建年月は、残念ながらわかりません。しかし昔は「天王宮」、「祇園社」、「野口村の牛頭天王(ごずてんのう)さま」などとよばれ、「八雲神社」といわれたこともありました。近くの臨済宗正福寺が別当でしたが、この正福寺が上記の火災にあった際に八坂神社の大切な記録も燃えてしまいました。しかし本地垂迹説によりますと、「素盞嗚命(すさのおのみこと)」は「牛頭天王(ごずてんのう)」と同神とされ「牛頭天王」は寺院の守護神ですから、弘安元年(1278年)の正福寺建立の際、または応永十四年(1407年)の同寺「国宝」千体地蔵堂建立の際、以降間もなく守護神として奉斎され、のちに旧鎌倉街道沿いの現在地に社殿を建立されたと思われます。明治2年には社号を「天王宮」より「八坂神社」と改め、同じ年に村社に列せられました。
八坂神社由緒から
鎌倉時代からある古い神社なのです。
鬱蒼と茂る木々の中にある神社
神社の場所は東京都東村山市。西武新宿線「久米川」駅が最寄りです。久米川駅から八坂神社までは歩いて8分ほど。木陰を歩いていくと八坂神社が見えてきます。
青々とした新緑がまぶしいです。
鬱蒼と木々は茂り、風が心地よく通り抜けます。
大きな鳥居をくぐると狛犬が迎えてくれます。
それぞれ特徴が出ますね。
平成元年に建造物が一新されていますから境内もスッキリしています。お掃除が行き届いていて落ち葉もありません。
拝殿もキレイです。
八坂神社境内にある小さなお社(境内末社)
三嶋神社(みしまじんじゃ)
ご祭神 事代主命(ことしろぬしのみこと) 大山祇命(おおやまつみのみこと)
三峯神社(みつみねじんじゃ)
ご祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
御嶽神社(みたけじんじゃ)
ご祭神 櫛真智命(くしまちのみこと)
蚕影神社(こかげじんじゃ)
ご祭神 和久産巣日神(わくむすびのかみ)
境内にある社殿とは別に、いくつかの小ぶりなお社のことを見かけますが、これらは摂社、末社と呼ばれるもので総称して境内社といいます。すべての神様を参拝することは必須ではありませんがそれぞれの神様にもごあいさつと感謝をお伝えすることも大切な心がけだと思います。
埼玉県秩父の三峯神社に参拝しているのでしっかりと手を合わせてきました。
八坂神社(東村山市)の御朱印
初穂料300円でした。
静かで厳かな雰囲気の八坂神社。気になったかたは出かけてみてくださいね。
八坂神社
東京都東村山市栄町3-35-1
042-391-0988
https://www.higasimurayama-yasakajinja.jp