12月も半ばを過ぎると、 お店にはさまざまなお正月飾りが並び始めますね。
とても大切なことですが、 お正月飾りは12月28日までに飾るのがよいとされています。
それ以降、たとえば29日に飾ると、「にじゅうくにち」という音が「二重苦」を連想させるため、縁起を気にする方は、なるべく避けたい日とされています。
また、大晦日の31日に飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、こちらも縁起がよくないとされています。
鏡餅も大事です。
鏡餅も忘れずにお供えしましょう。
神棚やお仏壇がある場合は、 それぞれに鏡餅をお供えするのが丁寧です。

そして。
一番大切なお正月飾りは
「門松」
です。
門松がないお家には、 神様がおりてこない、とも言われています。
大きなものでなくても構いません。小さな門松でもきちんと意味があります。 門松を飾ることで、お正月に神様をお迎えする準備が整うのです。
ちなみに、門松は左右一対が基本です。
土地ごとの習わしはありますが、一般的には一対で飾ります。
門の前に置けるのが理想ですが、
難しい場合は、玄関の下駄箱の上や、
リビングの入り口など、住宅状況に合わせて置いてください。
大切なのは、 「神様をお迎えする気持ちを込めてお供えする」こと。
何かとせわしない年末ですが、 まずは 門松を用意すること から、 新年を迎える準備を始めてみませんか。
※なお、喪中の方は、お正月飾りを用意する必要はありません。
門松や鏡餅などの華やかなお正月飾りは控え、静かに新年を迎えることも、ひとつの大切な選択です。
ご自身やご家族のお気持ちを何より大切にし、心が落ち着いたときに、また改めて季節の行事を迎えてくださいね。

