今年もお盆の時期がやってきました。
私は先日、先祖供養のご祈祷を無事に終え、ほっと一息ついています。
普段は忘れがちな「つながり」の温かさを改めて感じました。
お盆とは
お盆は、古くから「ご先祖様の霊が現世に帰ってくる」とされる時期。
迎え火や灯籠には、その道しるべの意味があります。
目には見えなくても、懐かしい存在がそっとそばに寄り添ってくれる。
大切な時間なのです。
遠方にいてもできるご供養
「お墓参りに行けない」と寂しく思う方も多いですが、心を込めた手を合わせる場所は、必ずしもお墓の前だけではありません。
- お仏壇があれば、その前で
- お仏壇がない場合は、お墓のある方角を向いて
- お花や果物をお供えするのも素敵です
- 好きだった食べ物を作って思い出話をしても
大切なのは形ではなく、「ありがとう」と伝える気持ちです。
今、生きていられるのもご先祖様たちが命のリレーをしてきてくれたから。
このことを忘れてはなりません。
今年の思い出
今年のご祈祷では、祈りの途中でふと温かい空気を感じました。
見えないけれど確かに感じたその温かさに、胸がじんとしました。
グリーフケアの学びを重ねてからは、こうした時間の意味を以前より深く感じるようになりました。
祈りは、過去と今、そして未来をやさしくつなぐものだと実感しています。
石材店のご店主から聞いた話です。
墓地での仕事が多い方なので、怖い思いをされたことはあるかとお聞きしたら「ありません」と即答されました。
続けて、「お墓に行くことって大事だと思います。何か良いことがあれば報告に出かけ、何か壁にぶつかれば話を聞きにもらいに出向く。手を合わせて感謝を伝えることを忘れなければご先祖様は子孫を守ってくれると思いますよ」と。
おっしゃる通りだと思います。
今、生きることがつらいと感じたならば助けを求めてもいいと思います。
子孫の苦しむ姿は誰だって求めてはいないのですから。
そして、助けてもらって苦境を抜けたならば、ありがとうの感謝の報告も忘れずに。
お盆は、見えない世界との距離が少し近くなる時期です。
だからこそ、心がふっと揺れたり、懐かしい感情がよみがえったりすることも。
そんなときは、カードから届く小さなメッセージが、心の整理や前進のきっかけになることがあります。
もし「この気持ちをどう受け止めたらいいのだろう」と思うことがあれば、鑑定の中で、その答えを探してみませんか。
今年のお盆が、あなたにとって優しくあたたかい時間になりますように。