(滝修行の旅2024①のつづきです)
太陽が照りつけるこの季節。
ソワソワして待ち遠しかった滝行の季節です。
はやる気持ちをおさえ、下部温泉駅からバスに乗って滝行の場所へと移動します。
クネクネと曲がる山道を超えて行くと滝のそばの駐車場に到着しました。
鬱蒼と茂る樹木たち。
空気が変化したのがわかります。
この場所は法華経の聖地とも言われている霊峰七面山の麓にある駐車場です。
七面山の登詣は険しい山々を登っていく大変な登山となりますが、その道を歩いていくことこそが修行とされていて、祈りの道となっています。
七面山の登頂へ向かうには表参道と裏参道のどちらかを選択しなければ登っていくことができません。
↑こちらが表参道の入り口です。
標高1982mで初心者ではかなり厳しいかと思います。
体力と経験を重ねていつかは登ってみたい。
みやま、こっそり本気で考えています。
表参道入り口を背にして歩を進めていくと羽衣橋に辿り着きます。
この橋の上を歩いているとシャーッと霧雨のような滝の水が降ってきました。
まさに出迎えてくれたような感覚。
緊張がすべてとけたとは言えませんがフッと緩んだような気がしました。
七面山 白糸の滝とお萬の方様像
七面山はもともと女人禁制でしたが、徳川家康の側室だったお萬の方様がこの白糸の滝にお打たれになり、祈念をこらして七面山登詣を果たしたことで女性にもその道を切り開かれました。それ以来、女人禁制がとかれ、さらには七面大明神のご威光や霊験がますます広く響くようになり、参拝者が増加したこととなり、像が建てられました。
ちなみに、この羽衣には雄滝と雌滝があり、白糸の滝は雌滝。
白糸の滝は雄滝と比べ、水量が少ないため女性でも修行ができる場として開かれているのです。
この白糸の滝を管理されているのが滝の左手にある増田屋さんです。
滝の目の前にありますが坂の上にあるので徒歩30秒程度かなと。
旅館増田屋さんは入った瞬間に「ただいま〜」と声をかけたくなるようなちょっとなつかしい雰囲気。
大学のサークルでいろいろと合宿に訪れるようになって、毎年恒例の場所に帰ってきたようなそんな感覚なんですが、おわかりいただけますでしょうか?
和室が落ち着きます〜。
部屋で準備を整えていきます。
とうとうこの時がきてしまいましたね。
滝行。
それは水に打たれること。
当たり前ですよねーーーーー
でね。
水にかかるということはメイクが全部崩れるということなんですよ。
ビッショビショに水に打たれてどすっぴんになることを覚悟しなければならないのです。
でもそもそも神聖なる滝の中にメイクがっつりで入ってもいいのかという迷いもあり、最低限のメイクだけにしました。
日焼け止めと眉描いてマスカラで。
いや、塗っているじゃん!
メイクしているじゃん!!
(´>///<`)
決意と行動はまた違いますね。
そして水行着ですよ。
白くて濡れたらピッタリ体に張り付くの。
ピッタリ・・・
しかもね。
風がビュービュー吹きつけたりするとペラッとめくれ上がったりするわけ。
体型丸わかりなんです。
この日を待ちわびてきたもののこの件についてはスルーしてきた問題。
でももう滝は目の前だから・・・。
ここまできたら修行モードON!!
+。:.゚٩(๑>◡<๑)۶:.。+゚
気持ちを切り替えましていそいそと着替えます。
すべての精神を研ぎ澄まして滝に向かうのです。
↓滝修行の内容はこちらから
夏でも滝の水はとっても冷たいです。
けれど、行が終わったあとから。
あとから。
あとから。
もう1度入りたい。
そんな気持ちがわき上がってきました。
不思議と自然と。
来年も参加したいと強く思いました。
それともうひとつ。
体幹だいじ。
水圧が叩きつけてくる中でも踏ん張り続ける体幹が必要だと思ったのです。
頭上からは滝の水圧!
足元は滝つぼの水流!
水行着に吹きこむ風!
集中したくてもこのBODYをなんとかコントロールしてからでないとむずかしいのです。
やはりすべてのことは健康と体力と筋肉が解決してくれる。
じつはもう少しだけ滝の中に入っていたいとちょこっと思ったりもして。
次回のためにもしっかりと健康管理をしたいと決意を新たにしたのでした。
↑このあと滝に打たれるのがちょっぴり怖くて虚無っている顔
旅はまだまだ続きます。