お盆は先祖供養の大事な機会です。
お盆は仏教のお経のひとつの「盂蘭盆経」に由来します。お釈迦さまの弟子の目蓮尊者が亡き母親が餓鬼道に堕ちて苦しんでいる姿を見て、救う方法をお釈迦さまに尋ねたところ、「7月15日に僧侶をたくさんあつめて供物をささげ回向する（成仏を祈って死者を供養する）ように」と教えられ、実行したところ、母を救い出せたという一説によるものです。7月盆と8月盆があり、ごはんや野菜などを盆棚にお供えしてご先祖さまと供養する風習となっています。
今自分がこの世に生を受けて謳歌できるのもつながり続けてきてくれたたくさんのご先祖さまの命があるからこそ。
奇跡的に生まれ出た命は尊く、自分ひとりのものではない
と、親やご先祖さまを敬い感謝の心を持つきっかけにするものです。
今の自分を支えてくれていることに感謝しながら過ごしていただけたらいいかと思います。
深山はお数珠やお経本、錫杖などを持参しましてご先祖さまのご供養を行なってきました。
お盆は自分をこの世に誕生させてくれたご先祖さまに感謝を伝えられるよい機会です。
時間をつくって足を運ばれていただければと思います。
開運メモ
お墓参りはもちろんのこと、このタイミングでしっかりとお仏壇をお掃除されるとよいかと思います。
深山流お仏壇のお掃除
①あらかじめ半紙を机の上に広げておきます。
②半紙を2つに折って口にくわえます。
③半紙を口にくわえたまま、お仏像さまなどを①で用意した半紙の上に置いていきます。
④お仏壇を掃除します。
⑤やわらかい布などでお仏像さまをふいていきます。
⑥すべてふきおわったらお仏壇に戻していきます。
お墓とお仏壇はセットとお師匠は言っていました。
2つで1つなのでどちらも大切にしていきたいですね。
お墓参りができない場合は、お仏壇に手を合わせて祈りましょう。
お仏壇がない場合は写真や花などを飾ってご供養の気持ちを表してあげましょう。
無理なく自分のできる範囲でご供養を続けていけますように。
