久遠寺のお話の続きです。
前回のお話はこちらから↓
久遠寺の境内をあとにして、奥之院思親閣へ向かいます。
思親閣は日蓮宗の聖地。ご先祖様のご冥福を祈る場所でもあります。
ロープウェイの7分間の旅
奥之院の頂上は海抜1247mで標高1153m。山頂は、日蓮聖人が身延御在山の折にしばしば登詣され、両親の追善を祈った場所と言われています。本堂裏から約2〜3時間かかります。
ですが! 現在は麓からロープウェイが敷かれているので山歩きせずとも訪れることが場所になりました。車椅子ユーザーのかたも乗れますよ。
本堂の裏を回ってロープウェイ乗り場へ。
リンちゃん見〜つけた!
ロープウェイ乗り場でゆるキャン△のグッズが販売されていました。
ロープウェイは大人往復1500円です。
奥之院思親閣
さて、麓から約7分のロープウェイの旅を終えて、奥之院へ歩き出します。
日蓮聖人立像
門を抜けて左手に日蓮聖人立像があります。
日蓮聖人が身延山山頂から故郷の房州小湊(千葉県鴨川市)の両親、そして師の道善房を追慕なさるお姿の立像。
お手植え杉
日蓮聖人が両親と師の追善のために植えられたものと伝えられています。身延町指定文化財で、現在4本あります。
仁王門
本院本堂前の仁王門(二天門)を移転したもの。
左右に1体ずつ仁王像がいらっしゃいます。迫力がありますよ〜。
それでは境内を歩いていきましょう♪
鐘楼
1677年30世日通上人代に建立されました。
常護堂
登詣者を守護する常護菩薩を安置しています。
知恩報恩塔
亡くなった父や母への手紙や写経が納められています。
釈迦像
1970年4月、岡山県小野哲敬氏が奉納したもの。祖師堂の脇にあります。
祖師堂
思親閣祖師堂は「親を思うお堂」という意味で名付けられていて、身延町指定文化財です。
まずはお参りを。
ここまで来れたことに感謝をお伝えしました。
写経
そして、祖師堂の右手側からお堂に入っていきます。こちらでは各種祈願を受け付けていますが、深山の目的は写経!
申し込みを済ませるとお坊さんが写経場所まで案内してくれます。そうそう、受付で靴を脱ぎますよ〜。
畳の部屋に座布団1枚。
他に人がいなかったのでひとり静かにお経と向き合いました。
常不軽菩薩品第二十は、「常不軽」という菩薩様のお話ですね。
ゆっくりと丁寧に字をなぞっていきます。30分ほどで完成しました。
祈願は先祖供養でもなんでも自由だそうです。
写経用紙はそのまま自宅に持ち帰ってもいいですし、納経してもOK。その日の夕方の祈願・回向で読み上げていただけます。その場合はお志納料1000円です。
写経のあと少しお堂を見させてもらいました。
凛とした空気が流れているような気がします。
ちなみになる話4
写経体験は筆ペンも用意されているのですが、ちょっと墨の出が悪いかも・・・?
余裕があればできればマイ筆ペンを持参したほうが安心かもしれません。
まだまだ終わらない身延山久遠寺。
あとすこ〜しお付き合いくださいっ•¨•.¸¸♪✧