リハビリを続けた話

暮らしと日常と
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この記事は2023年5月に発症した顔面麻痺について当時みやまが指導された内容をお伝えするものです。必ずしも同じ症状の人が同じリハビリをするとは限りませんのであしからず。

セカンドオピニオンで減荷手術は不要と伝えられたので、その結果を持参してかかりつけ医の耳鼻科へ報告。

発症が5/20、退院が6/3、セカンドオピニオンが6/12と怒涛のような展開でした。

でもね。

予後が悪く、病的共同運動がおそらく出るだろうと言われていたのに、セカンドオピニオンの検査の前日に顔の筋肉が動き始め、「手術不要」と言われたんだけど。

できることといえばとにかく真面目にリハビリを続けるしかないわけです。

1日5回のマッサージ、生活態度など本当に真面目に向き合いました。

リハビリは6月中は1週間に1回、7月以降は2週間に1回に変わり、本格的に運動療法も開始。

回復のスピードが早くなってきたと自分自身でも感じてきました。

ただ、気になったのは食いしばりがあることで、筋肉のこわばりが朝はきつめだったこと。

これはもうどうしようもないですよね〜。

主治医との診察を8/25としたことで目標の柳原式40点を目指してリハビリを続けました。

リハビリに通うたびに点数が上がっていったので問題なくパスできるかな〜とひそかに期待はしていました。

40点を目指さず、30点とか32点くらいで卒業(勝手に?)される方もいらっしゃるようですが、私はコツコツと同じ顔を目指してがんばりました。

どんな病気もそうですが、やはり発症した人にしかわからない苦しさはあります。

鏡に映った奇妙な顔が自分自身であることに耐えられる人はあまりいないでしょう。

意識として笑顔を作っているはずなのに、鏡に映っているのは口が曲がって顔の半分は真顔なんです。

この顔を見るのはとてもつらい。

マスクをすれば口元は見られないけれど、人と人とのコミュニケーションでギョッとされる顔を自分がしているというのはやはり心が痛みます。

そして、いつも言われていたのは「運が悪かった」だけということ。

この病気にかかったのはたまたま運が悪かった。

ただそれだけのことなんです。

でも。

ただそれだけのことで生活が一変し、人生が左右されるんです。

病気、コワイ。

私はたまたますぐに治療ができたこと、お師匠や姉弟子たちがご祈祷をしてくださったことで奇跡的に後遺症もなく普段の生活を送れています。

人とのご縁に感謝。

そして、きっとそれはこれまで真摯に生きてきた自分自身がつないだご縁だとも思うのです。

これからも地に足つけて生きていこうと思います。

ほんとに。

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