中古マンション購入とリノベ、その先の話2|インテリアから家づくりを考えてみた【前編】

住まいとこれから
住まいとこれから

占い師という仕事柄、住まいや環境の変化には少し敏感です。

たくさん迷いながらも流れに身を任せ、ご縁あって住まいを購入することができました。

これからはいよいよリノベーションが始まり、新しい暮らしへ向けた準備が本格的に動き出します。

このカテゴリーでは、住まい探しの記録に続き、リノベーションの過程や家づくりでの気づき、完成までの道のりを綴っていきます。理想を追いかけるだけではなく、現実との折り合いをつけながら、自分たちらしい暮らしを形にしていく過程も残していきたいと思います。

カーテンから考える

前回の記事で、設計さんから提案された間取りに違和感を覚えた話を書きました。

それは私たちの希望をそのまま図面に落とし込んだもの。間違ってはいないのです。でも、「こんな暮らしがしたい」という未来が見えてこない。ただ箱を並べただけのように感じてしまいました。

実地計測を兼ねた初回打ち合わせの後、メールで送られてきた間取り図を見て、私はすぐに返信しました。

「リビングを広くする案はやめたいです」そして、「何かアイディアをいただけませんか」とも伝えました。

正直、不安だったのです。

私は勝手に、「理想の暮らしを聞いてもらい、それを設計士さんが形にしてくれる」と思っていました。ところが実際は、「要望を間取りに反映する」という進め方。営業さんにも確認しましたが、インテリア提案はほとんどなく、自分たちで方向性を決める必要があるとのことでした。センスに自信がない私たちにとって、それはなかなか難しい問題でした。

そこで思ったのです。

まずはインテリアから考えてみよう、と。

購入したマンションは掃き出し窓が大きく、カーテンやブラインドの存在感がかなり大きい。ならば、そこから空間の方向性を決められるかもしれない。

そう考えて向かったのが、吉祥寺の「びっくりカーテン」でした。以前から気になっていたお店ですし、「良かったよ」と勧めてくれた人もいました。

店内は自由に見て回るスタイル。気になる商品を書き込めるシートを渡され、1階と2階を巡ります。実際に生地に触れながら比較できるのは大きな魅力でした。ネットでは分からない質感や透け感も確認できます。説明も丁寧で、「こんなこと聞いていいのかな」と思うような疑問もすぐ解決。しかも思ったより価格も手頃でした。

そこで私の心をつかんだのが、バーチカルブラインド。

縦のラインが美しく、空間がすっきり見える。「こういう部屋で暮らしてみたい」と素直に思いました。

じつは、びっくりカーテンを見ている最中に少し議論になりました。

気になったバーチカルブラインドを見ながら、「思ったよりお金がかかったらいやだね」という話になったのです。

「そんなにお金が気になるならブラインドはやめよう。いや、いっそのこと間取り変更もやめて、リノベ自体やめてもいいんじゃない?」と。

なぜなら、ここまでリノベーションをやろうと積極的に動いていたのは主に私だったからです。雑誌を買い込み、事例を探し、間取りを考え、理想の暮らしを想像していたのも私。家人から積極的な提案を受けた記憶はほとんどありませんでした。

インテリアの全体予算はどう考える?
多少無理するとしてもブラインドにすべき?
他の家具の予算を低くしたらできるかも?

このような意見交換ができず、なんだかプツンと糸が切れてしまった気がして。

だったら、「私がリノベやりたいと言ったんだから、私がリノベをやめると言ったっていいじゃないか」そんな気持ちになったのです。

すると家人から、「極論はやめて」と言われました。

確かにその通りです。

リノベーションをやめるか続けるかと、ブラインドの予算は別の話。少し冷静さを失っていたのだと思います。ただ、このやり取りがきっかけになったのか、お店を出たあと、家人もいろいろと事例を検索していたようでした。そして、ひとつの画像を見せながら提案してきたのです。

「美術館みたいな空間にしてみない?」

と。

見せてもらったのは、グレーやホワイトで統一されたシンプルなリビングの写真。じつはそれまで、私たちの好みはかなり違っていました。

私は、
〇ベージュの床
〇ウォルナットの家具
〇アイボリーのソファー
そんなモダンクラシックな温かい空間が好き。

一方で家人は、
〇ブラック系
〇間接照明
〇ダクトレール
〇天井躯体現し
のようなクールな空間が好き。

なかなか折衷案が見つかりませんでした。

でも、そのグレーのリビングを見たとき、「これならいいかもしれない」と思ったのです。

そこで急遽、「アクタスに寄ってみよう」ということになりました。

吉祥寺はこういう時、本当に便利です。

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