お師匠主催、毎年恒例の滝修行に参加してまいりました!
一年に一度の大切な機会です。
万全に準備して臨みました。
目的地近くの橋を渡っていると滝の音が聞こえてきます。
渡っている間はシャーッと滝の水が雨のように私たちを包んでくれました。
マイナスイオンで出迎えてくれた滝。
はやる気持ちが抑えきれないほどテンションも上がってきました。
当日は台風が直撃しないか不安でしたが私たちの心配をよそにカラッと晴れ、爽快な青空が広がる日。
さらに折からの台風の影響で滝は水量がマシマシ!
この上なく滝行にピッタリの環境が整っていたのです。
不思議写真が続々と撮影されますがお師匠がいる限りそれはいつものことなので参加者一同、平然と受けとめて粛々と滝行の準備を進めていくのでした。
滝行を行う滝は高さがあり、水量も多く、水の落ちていく様子はかなり豪快なものでした。
水が岩にぶつかりあう音、勢いよく流れ落ちる水の音、滝つぼへと流れ落ちる音・・・。
あまりの音の激しさに声がかき消されるほどです。
滝つぼへ向かう石段は当然舗装されていませんし水でぬかるみ、ちょっとでも油断すると転倒しそうな雰囲気。
その石段も修行の一部と思えばなんのその。
しっかりと緊張感を持って臨みます。
水行着に身を包みいざ滝行です。
(実際はいろいろな作法に則りましてから滝へと入水しています)
あまりの水圧にたじろぎはするもののしっかりと祈りきることができました。
滝つぼは水流もあるので足元は不安定。
滝はいきなり頭上からそしてあらゆるところから私に水を叩きつけてきます。
それでもできる限り滝に近づき、滝に打たれながら祈りました。
滝の水圧に押され、ふらつくいてしまいますが、冷静に体勢を立て直して意を決して祈りを捧げます。
ふと声が前に行くのではなく上へ上へと昇っていく。
そのような感覚がありました。
そして最後の息を吐き切って行を終えたのです。
不思議な感覚の中に魂はまだ彷徨っている感じでいながらも滝からは身を遠ざけていきます。
これまでにないかけがえのない時間となったことは間違いありません。
興奮というよりも沈静。
沈静は自分自身。
それよりも鎮魂のような感覚。
最後に残ったのはそのようなイメージでした。
ご先祖さまへのご供養ならびにご縁のある皆さまの平和をお祈りさせて頂きました。
さて。
滝行はけっしてひとりで行ってはなりません。
滝は自然のもの。
上から何が落ちてくるかわかりません。
必ず安全な滝などはないと思いますのでゆめゆめご注意くださいますようお願い申し上げます。
↑滝行の間ずっと見守ってくれていた牛蛙さん
まったく身じろぎもせず見守ってくれていました。
カエルはブジカエルということ。
帰りも皆無事に帰れるという大変珍しい光景であるとのことで皆ホッと胸を撫で下ろしたのでした。
素晴らしい修行の機会を頂けて感謝。
合掌礼拝。