恐山に訪れる前に読んだ本

本のある生活
本のある生活

本、読んでいますか?

どーも、みやませいです。

心を潤す占い部屋 深山星のグリーンテラス

たくさんの本を読んできました。

そもそも大学の決め手は図書館だったほどの本好きです。

最近ではめっきり読めなくなってしまったけれど。

学生時代は歴代図書貸出数の記録を塗り替えたこともありました。

(遠い目・・・)

さて。

恐山に参拝する前にしっかりと歴史や背景を知りたくなっていろいろと本を探していました。

地理的な情報はもちろんですが、いちばん気になったこと。

そもそもイタコってどうやったらなれるの?

イタコの存在は知っているものの、成り立ちを理解していません。

もともと盲いた女性がなる職業だったということは知っているのですが、どういう風に口寄せができるようになっていくのかがわからないまま。

何か良い文献はないかと探っていたら、とっても良本に巡り合えたのです!

それがこちら。

ミュリエル・ジョリヴェ著『日本最後のシャーマンたち』(草思社、2023年)

著者は日本に半世紀にわたって在住するベルギー生まれの日本学者です。

イタコやユタ、さらにはアイヌのシャーマンと北海道から沖縄までシャーマンを訪ね歩き、その肉声を記録したユニークな書籍。

なにより心ひかれたのは、「シャーマン」を生業にする人たちのことをかぎりなくリアルに即した形で書き起こしていると感じたから。

この本に書き記されているシャーマンたちは、自身の体験を伝えています。

著者はそれを否定するでもなく、歴史や成り立ちなどをまじえながら伝えているので、より肉薄した情報として受け取ることができました。

特に、イタコの項目は恐山に訪れることもあってまじめに読み込みました。

(お師匠はこの書籍にでも取り上げられていた中村タケさんと面識があるようでした)

この本のおかげで、イタコは師匠イタコのもと過酷な修行が必要で、水垢離や断食に近いことをやってのけてはじめて独り立ちできるというのを驚きとともに知ることができたのです。

この本はイタコだけが載っているわけではないですが、それでもイタコについて知識を得ることができました。

この本、オススメです。

興味がわいてきましたら読んでみてくださいね♪

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